事例
大阪府 池田土木事務所
簡易3Dデータから図面を作成
外部で建設された後に、管理を移管された橋梁においては、図面がないことがしばしばあるため、3Dデータから台帳用の図面を起こしてみようと試してみた。
簡単に計測できることがわかった。3DCADを使えば、図面の作成も可能になるのではと考えており、測量業務を外部に委託しなくてもいいようになるかもしれない。
道路管理者の多岐にわたる業務を考えると多様な用途もありそうだ。
仙台市
直営点検業務に活用
管轄する橋梁の直営点検業務において、3Dスマートフォン点検アプリを使って点検を行ってみた。
計測、記録、写真撮影等、本来なら数名で行う作業が簡単になりそうだ。感覚的には、4人でやっていた作業を1人でこなすことができるような感じである。
島根県 雲南県土整備事務所
直営点検業務に活用
道路補修作業において、交差点部のインターロッキング・点字ブロック部分を計測してみた。
写真だと斜めにしか撮影できない箇所は補修範囲を伝えにくいが、3Dデータであれば真上から見ることができ、面積も測れるので便利だ。
同様に狭隘部において、カメラで撮影すると角度写真になるが、3Dデータだと実物と同じ形で見れるところが良いと感じた。
島根県 企業局
業務機器の点検業務に活用
管理をしてる発電設備の機械を3D撮影してみた。
機械設備は部品が多く、点検から戻った後の説明が難しかったが、3D画像だと分かりやすく、楽に説明することができた。
高所部分も、自撮り棒にスマートフォンを付けて計測すると、死角なく計測ができるということがわかった。
島根県 奥出雲町
直営点検業務に活用
普段の直営点検業務で試験的に使用してみた。
3Dデータを現場から事務所へすぐに共有できる点が便利だ。
これなら現場に出向かなくても、現場の状況を把握することができる。
京都府 京丹波町
橋梁点検の写真位置の確認に使用
幅員が大きい溝橋の内部を計測してみた。
普段BOXの内部では、どこの写真かわからなくなるため、チョーキングしていたが、3Dだとどこの写真かすぐわかるので、非常に便利だと感じた。
Aコンサルタント
直営点検業務に活用
補修設計の形状計測に使用してみた。
橋長10m以下の歩道橋は計測できる。
鋼橋の角部までは判別できないももの、小規模橋梁には十分使えそうだ。
OTテクノリサーチ
建設構造物の3D化に試用
立体駐車場の3D化に使用してみた。
スマートフォンで撮影するだけで点群モデルが合成できるので、立体的な構造物で使えそうだ。
メンテナンスネットワーク
直営点検業務に活用
ジェット施設で検証してみた。
トンネルのような広範囲の対象よりも、細かい部材に使う方が便利だと思った。